こんにちは。つなりとです。
この記事では、職場への相談と感じたことをまとめました。(今回はかなり主観的な内容です)
相談を受ける方にもぜひ読んでもらいたいな、と思っています。
厚生省によると、約58%の人は不妊治療を受けていることを「職場に一切伝えていない(伝えない予定)」と回答しています。知られたくないという気持ちや、気遣いをして欲しくないなど、その理由は様々です。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30l.pdf
それでもわたし自身は、相談することを選びました。
職場への不妊治療相談
相談フロー
職場への不妊治療の相談フローと内容はこんな感じで行いました。
直属の上司
内容:不妊治療を実施していること。働き方の希望について
人事の何でも相談できる人
内容:自分の状況や、メンタル面での相談
人事・総務部
内容:不妊治療で利用できる制度について
人事や総務の方は、とても親身になってお話を聞いてくださいました。
直属の上司に相談した際、とても記憶に残っていることがあります。
それは、チームメンバーに治療していることを周知する様「強要された」ことです。
私自身は、メンバーが新卒や独身だったこともあり、不妊治療をオープンにするつもりは無い旨をはじめにはっきりと伝えました。しかし心情を理解してもらえず、「チームには伝えるべきだ」と言われたのです。その上司は日頃から、「わたしたち経営陣は(ダイバーシティ的な面で)理解がある」と口にしていたので、凄くがっかりしました。
今になってみれば、性別も役職も、家族構成(その方は子沢山)も何もかも共通点がなく、不妊治療をしている部下の気持ちを汲めなくとも「まぁ仕方ないよね〜」と思います。
一方でこの対応が「退職」を選ぶきっかけのひとつになったのも事実です。
もっとしっかり話して理解を得るという選択肢もあったとは思いますが、当時は治療に必死で気持ちにその余裕がありませんでした。
不妊治療の相談を受けた上司は、まずは当事者の「気持ち」や「希望」を受け止めてほしいなと感じます。(受け入れるではなく、受け止めるです。)
相談を受けた上司のベストな行動
当事者は悩んだり落ち込んだり、情緒が不安定になりがちです。
必要以上に状況を聞き出したり、意にそぐわない提案や発言は避けてもらいたいものです。

そして不妊治療に限らず、職場のダイバーシティに真に理解のある上司・会社が増えていってほしいなと心から思います。
・相談者の「気持ち」「希望」を受け止める
・働き方や休暇の要望をヒアリングする(必要あれば会社に確認)
・治療について、少しでもいいので理解を深める