不妊治療体験note #22_不妊治療中の転職「おすすめしない会社」の特徴


こんにちは。つなりとです。
この記事では、不妊治療で転職を考えている方に、おすすめしない転職エージェントや企業の特徴をまとめました。私自身、正社員勤務のまま体外受精を続けるのが困難になり、週3時短フルリモートの派遣に働き方を変え治療を続けました。

その際に色々な転職サービスを検討しました。実際に利用した転職エージェントや、採用面接を受けた企業などの実例をもとに「できれば避けたい企業」の特徴をご紹介します。

(お世話になったおすすめの派遣会社はこちらの記事にまとめています。)



不妊治療中の転職

不妊治療のステップが進むと、仕事との両立が難しくなるケースが多く、働き方や職場、雇用形態を見直す方も多いと思います。そこで実体験を踏まえ不妊治療中の転職の注意点と、うっかり出会ってしまったら避けるべき企業やエージェントの特徴をまとめました。

不妊治療転職のポイント

転職の際にしっかり確認しておきたいポイントです。後悔しないためにも、必ず転職の前におさえておきたいところです。

⚫︎現職で時短や雇用形態の変更などの可否
⚫︎自分の通院ペースや履歴
⚫︎転職後の育休取得条件

上記3つのポイントについて、簡単にまとめました。

現職で時短や雇用形態の変更などの可否を確認

不妊治療と並行しての転職はかなりのエネルギーを消費します。現職で治療と両立できればそれに越したことはありません。フレックス制度が導入されている職場でも、時短勤務を選べる場合もあります。また雇用形態を変更することで、治療時間を捻出しやすくなります。

現職での確認事項

⚫︎時短勤務の利用
⚫︎中抜け勤務の利用
⚫︎雇用形態の変更(正社員→契約社員・アルバイト)

どれも無理!全然前向きに検討してもらえそうにない。。ということであれば、さあ転職です。

自分の通院ペースや履歴の確認

不妊治療はイレギュラーに通院が発生しますが、通院日と治療内容のログを残し確認すると意外と規則性があったりします。私の場合は土日と水曜日に通院していることが圧倒的に多かったため、水曜日をお休みにして治療と仕事を両立することができました。

転職後の育休取得条件の確認

転職する企業の育休取得条件の確認は必須です。派遣社員の場合は、派遣元の企業が定めているので明確です。入社1年未満でも育休取得可能な会社も増えてきていますが、正社員であれば企業ごとに確認が必要です。転職エージェントを利用している場合は、担当者から確認して貰えるケースもあります。

また、治療と両立できる仕事のイメージをしっかり持っておくことも大事です。私の場合は「フルリモート」「フレックス(コアタイムなし)もしくは週3程度の勤務」「スキルを活かせる」という条件で転職しました。

出会ったら回れ右!おすすめしない会社の特徴

それでは本題、こんな会社にうっかりエンカウントしてしまったらすぐさま回れ右を。

⚫︎女性活躍を掲げているのに実態が伴っていない
⚫︎育休の取得状況を公表していない
⚫︎不妊治療中の旨を伝えると反応が微妙(エージェントの場合難色を示す)

女性活躍を掲げているのに実態が伴っていない

「女性活躍」や「女性支援」を掲げているのに、実態が伴っていない企業は残念なことに、結構あります。例えば以前女性専門のキャリアコンサルティング・エージェントサービスで転職面談を受けたのですが、担当の方の反応がちょっと残念でした。

私が不妊治療をしている旨を伝えると、第一声が「あ〜最近多いですよねー不妊治療やってる人」。「ハイハイ、デタデタ」という感じで、かなりモヤっとするトーンでした。

え、女性専門のキャリアコンサルタントさんですよね・・?と気遣いのない反応にかなり戸惑いました。(ちなみに他のエージェントさんは、「大変ですよね。」「治療しながら働けるところを探しましょう」とお声がけくださっていました。)
もちろんこちらの会社でお仕事の話が進むことはありませんでした。

他にも、ワーキングマザー向けの転職エージェントが公開している転職ノウハウの記事の一文にこんな表現がありました。「不妊治療のために転職したい人」への会社選びのポイントなどをまとめた内容です。

転職活動する際に、退職理由をどうするのかは悩みどころですよね。不妊治療中で転職する場合は、不妊治療を退職理由にはしないほうがよいでしょう。
面接官によっては、このような個人的なことを転職活動で公にすることに対し、不快感を覚える人もいるかもしれません。とくに不妊治療はプライベートな事柄なので、面接官も困惑してしまうことになりかねません。


この記事のターゲットは、不妊治療転職をしようか迷っている人だと思います。「不快感を覚える」というワードをあえて使って、読者に「不快感」を与える必要はあるのでしょうか。。次の文の「困惑」で十分意図は伝わります。
また記事内に今後は子どもが欲しいと思っていることは伝えておくというアドバイスがありました。自然妊娠はOKだけど、不妊治療は不快なの?と誤解を与えかねない際どい表現だと思います。当事者としてこの文章を読んだ時、なかなかショックでした。コンテンツマーケティングで集客しているのだと思いますが、ターゲットへの配慮が欠けていると感じます。作成者や校閲者は不妊治療とは縁のない人なのだろうなと想像しました。

こんなふうに女性の味方だと思って油断して近づくと、グサっと刺されることがあります。


育休の取得状況を公表していない

2023年4月から、従業員1,000人以上の企業には男性の育児休業の取得状況を公表することが義務付けられました。一方で、女性の育休取得状況を公表していない企業もあります。
男性が育休を取りやすい企業であれば、女性は取得率100%という企業も多いのでひとつの目安にするといいでしょう。

厚生省:男性労働者の育児休業取得率等の公表 https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001029776.pdf

不妊治療中の旨を伝えると反応が微妙・難色を示す

エージェントや企業の採用担当者で、たまにあからさまに難色を示す方がいらっしゃいます。実際に出会ったエージェントさんで、不妊治療中の旨を伝えると「あー・・それはちょっと難しいかもしれません」と本音が出ちゃっている方がいました。
あくまでも自論ですが、採用ステップを進めたり、お仕事を成約してくださる方は大抵丁寧できちんとした対応をしてくださいます。

また不妊治療転職問わず、「担当者の雰囲気が良くない」「Web面談で断りなく録画している」企業は言わずもがな避けることをおすすめします!

不妊治療転職を考えている方が、理想の企業や担当者の方に出会えることを祈るばかりです。
そして忘れてはいけない、不妊治療転職の落とし穴「失業給付」については、こちらの記事にまとめています!

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tsunari.Admin
こんにちは。ご覧いただきありがとうございます!31歳からスタートした妊活•不妊治療体験を主につづっています。以前は海外旅行と音楽フェスが大好きだったのですが、コロナ禍と治療によりなかなか縁遠くなってしまいました。現在は育休中で、子育てに奮闘しています。