こんにちは。つなりとです。
この記事では、4回目の採卵失敗とその後すすめられた治療法についてまとめました。
治療お休み期間が明け、満を持して挑んだ4回目の採卵でしたが、回収卵は0個でした。
それはもうとてもショックでした。そして採卵後の結果報告の際にドクターから「PFC-FD™」と「卵子提供」のお話がありました。
すすめられた治療
- PFC-FD™
- 卵子提供
どちらも予期せぬ治療で、PFC-FD™に至っては聞いたことのない治療法でした。そして「卵子提供」の言葉に「もはや自分の子どもは望めないのか。。」とかなり衝撃を受けました。
(余談ですが、この結果報告はわたし一人で聞いたため、余計に落ち込んでしまったのだと後になって思いました。)
それぞれ具体的にどんな治療なのか、簡単にまとめました。
PFC-FD™とは
PFC-FD(Platelet-Derived Factor Concentrate Freeze Dry)はPRP(自己多血小板血漿)から成長因子を取り出して凍結乾燥したもので、PRP療法の応用治療として、不妊治療以外にも関節に投与する整形外科治療などで使用されています。
(クリニック説明資料より引用)
メジャーリーガーの大谷選手がPRP療法を受けるなど、スポーツ界や海外ではよく使用されているようです。
●子宮へ注入:子宮内膜が活性化されて厚くなり、着床しやすくなる
●卵巣へ注入:初期の卵胞発育の促進や、卵子の質の改善
わたしの場合卵巣機能が低下していたため、卵巣への注入をすすめられました。
費用は保険適用外で、およそ25-30万円と高額でした。(2022年当時)
卵子提供とは
非配偶者間の生殖補助医療で、第三者から卵子の提供を受ける方法。
精子・卵子の提供を受けるには条件があり、誰でもが行える治療ではないようです。
●精子・卵子・胚の提供等による生殖補助医療は、それによらなければ子を持つことができない場合のみに限られる。
●加齢により妊娠できない夫婦は対象とならない。具体的には、自然閉経の平均年齢である50歳ぐらいを目安とする。
─ 厚生科学審議会生殖補助医療部会の報告書より引用 ─
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/04/s0428-5a.html#3-1
「姉妹がいれば、卵子提供も考えてみてはいかがでしょうか。」と検討をすすめられました。
わたしの兄弟は兄だけだったのでテーブルに載せることはなかったのですが、全国でも卵子提供で体外受精を行えるクリニックは6件と少ないようです。
実施しているクリニックはJISARTのサイトから確認できます。
https://jisart.jp/about/external/facility/
当時は藁にも縋る思いだったので、助成金適用の6回でも体外受精で授からなければ、PFC-FD™から考えてみよう。という結論に至りました。
不妊治療は夫婦の数だけ向き合い方があると思います。その時々で、同じベクトルを向いて、ベストな方法を一緒に見つけていくことがとても大事だと感じました。
自分の血液から抽出した、高濃度の血小板に含まれる「成長因子」を子宮内または卵巣内に注入する方法。